日経平均株価の適正価格とは
2017年8月21日現在、日経平均に関係する日本企業の企業決算は、絶好調でした。しかし、日経平均株価はアベノミクス開始当初と同水準レベルのPERまで売られてきています。今現在の日経平均株価の適正値が、わからない人も多いと思います。そこで、一般的な判断基準を紹介します。
日経平均適正株価に必要な情報は3つだけ
1.日経平均株価
2.日経平均EPS
3.日経平均PER
▼必要な計算式
・日経平均PER×日経平均EPS=日経平均株価
・日経平均株価÷日経平均EPS=日経平均PER
EPSの計算式と大事なこと
EPS=当期純利益÷発行済株式総数
企業の出した利益を、企業が発行した株数でわると、1株当たりどれだけその企業は稼いだ(EPS)?って話になります。冒頭で、今期は、企業決算が絶好調と言いましたよね。たくさんのお金を日本企業は稼いだことになります。企業を集めて日経平均版にしたのが、日経平均EPSと考えて下さい。
大事なのは、企業が稼いで、EPSが上がると、日経平均が上がりやすくなるということ!
PERの計算式と大事なこと
PER=株価÷1株あたりの利益
日経平均株価の適正値算出で覚えなければいけないことは1点だけです。PERは、アベノミクス開始以降、ほとんど14~16倍で推移してきたこと!
サイト名:nikkei225jp.com
まずは、下記のサイトが、日経平均株価の妥当性を探るのに大切になってきます。なぜなら、日経平均株価を適正かどうか判断する指標を、毎日更新してくれているからです。
▼下記のURLが有益。ブックマークおすすめ。
日経平均PER 日経平均比較チャート:https://nikkei225jp.com/data/per.php
nikkei225jp.comを見て日経平均株価が適正か判断しよう
さて本題ですね。サイト見て、日経平均株価が適正なのか、割安なのか判断してみましょう!
大切なのは赤枠の数値
極論言っちゃうと、日経平均PERが14~16倍より下なら割安です(笑)
そして、チャートの方は、背景薄緑のレンジ内(PER14~16倍)に、日経平均が入ってればOK。現在は、下に、はみ出しています。つまり、8月18日の時点で、日経平均PERは13.77倍になっていますね。日本だけ見ると、割安なんです。ちなみに、株の実況番組である、ストックボイスに出演するアナリストの方も、PER14倍~16倍を基準に分析し、説明する方が多いです。
日本が割安でも注意が必要
日経平均のPERが割安になっていたとしても、さらに突っ込んで下落する時があります。それは外部環境の悪化が原因となることが多いです。
では、それも見ていきましょう。
2013年1月~2017年8月の日経平均からわかること
アベノミクスが始まり、企業がお金をたくさん稼ぐことで、日経平均は上昇してきました。上記のチャートを見るとわかると思いますが、アベノミクス開始以降は、ほとんどPER14倍以上で、推移していることが分かると思います。
特殊な事情で14倍をきることはあっても、その後、結局14倍~16倍の薄緑のレンジに日経平均株価は、戻っていると思います。では、過去14倍をきってしまった理由はなんでしょうか?
過去PER14倍を下回った理由は?
アベノミクス開始時は、民主党政権からの引き継ぎもあり、13.6倍程度からのスタートでした。それ以降の低PERは、ほぼ海外の外部要因ですね。下記のどの事象か忘れましたけど、12倍台に突入した時も過去にはありました。あらゆる株が暴落して、かなりの方が痛手を負っていたと記憶しています。原油やばかった時か、ブレクジットの時だった気がします。
・2013年1月:アベノミクス開始
・2015年8月~9月:チャイナショック
・2016年2月:原油価格低下
・2016年6月頃:ブレクジット
日本買いのタイミングは?現在のリスクって何?
ここからは、完全に私見になります。
▼現状の株価下落のリスク
・ダウが現在全く調整せずに上げ続けていること。調整リスク。
・トランプの政権運営能力に対する懸念。
・北朝鮮リスクがあること。
・日本は、8月~10月にかけて、毎年のように下落すること。
・その他海外での戦争リスクや、金融危機等。
正直、現在日経平均PER13.77倍でも、短期的に今の株価から戻すことはあれど、これだけ外部要因、内部要因リスクがあると買いにくいなと・・・
ダウは、たくさんの有名トレーダーの方も警報を鳴らし始めています。調整に入ったら、確実に日本も引っ張られます。結局、オリンピックに向けて復活はしていくと思うんです。ただ、一度おもいっきり下に突っ込むかなと・・・
PER12倍や13倍前半に突入したら、強気で検討していきますけど、それまでは、短期で無理せず、トレードしていく手法の方がいいかもしれないです。
日経平均に関するツイート
月曜以降、いくつか買いたいと思える銘柄はあるのですが、日経平均が一目均衡表の雲を下に突き抜けてきてるので、当面様子見な感じにしようと思っていますの。 pic.twitter.com/CR4KRXQxPX
— なのなの@けんぎょう投資家 (@nano_nano2001) 2017年8月20日
日経平均「25日・75日 デッドクロス」警戒感
形が良くない💦①米株の下落
②円高
③チャートの形が良くない
④外国人売りが続いている
(日経225先物売りが目立つ)⇒もう1段の下げも⁉️
8/18 #Mプラス pic.twitter.com/Ire461Eume
— にこそく(市況民) (@nicosokufx) 2017年8月18日
ダウに関するツイート
バフェット指標
各国の時価総額を名目GDPで割って算出
長期的には株価は経済力に見合った水準に近づくとの見方から
この数値が100%を超えると過熱感があるとされる
世界株のバフェット指標は7月から100%を超えて推移「金融当局の引き締めなどをきっかけに相場が調整するケースが多い」 pic.twitter.com/dTonE8EGcu— からあげ@空挺技師 愚者連 経済担当 (@karaage_metal2) 2017年8月20日
【ブログを更新してます】「本日のNY市場の結果は凄く大事だから大注目な件」 https://t.co/Shffz6qPAl pic.twitter.com/BrVVoeDh9G
— Manager2525 (@newjk225) 2017年8月18日
まとめ
・PER14倍以下であれば、日経平均は割安。EPSが落ちなければ、必ずもどってきている水準。
・PER12倍台~13倍台前半は、アベノミクス始まって以来ほぼ見ていない。
・夏~秋にかけては、外部要因に注意しながら、突っ込んだところを買えるといいなと考える。
以上読んで頂きありがとうございました!
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