【7554】幸楽苑 52店舗閉鎖で株価影響は?業態転換で、いきなりステーキとフランチャイズ契約も!

幸楽苑の業績悪化がきつい、完全撤退の県はどこ?

とうとう、52店舗の閉鎖になりました。290円のラーメンの不評や、2016年の異物混入事件から、立ち直れないイメージです。

開店と閉店を繰り返し、大きくなってきましたが、不採算店舗がかなり増えてきましたね。

福井、岡山、京都、滋賀の4府県は、完全に撤退。

私事になりますが、日高屋にはいくけど、幸楽苑には、あまりいかないですね。業績もこの2社で明暗くっきりです。そして、ツイッターを検索していたら、多くの方が、「日高屋となぜにこんな差がついた?」という疑問も持っているようですね(笑)

幸楽苑HDが不採算の52店閉鎖 業績悪化で 2017/11/10 19:40

ラーメンチェーン大手の幸楽苑ホールディングス(HD)は10日、全店の1割弱にあたる52店を閉鎖すると発表した。同日発表した2017年4~9月期連結決算の最終損益が同期間として初の赤字となり、不採算店の大量閉鎖で体質改善を急ぐ。16年秋に発生したラーメンへの異物混入問題などによる売り上げ低迷に加え、人件費の高騰も影響している。

一方、ラーメン店「日高屋」を運営するハイデイ日高は、割安感のあるメニューが人気で17年3~8月期単独決算は増収増益だった。幸楽苑HDと明暗が分かれている。

同社の今回の閉鎖は郊外の路面店が中心で、18年3月末までに終える。32都道府県に広がっていた店舗網も27都府県に縮小する。競合が激しい北海道の11店は全て閉め、それぞれ1~3店があった福井、岡山、京都、滋賀の4府県からも撤退する。

特別損失に閉鎖経費などで5億3000万円を計上し、最終損益は6億4000万円の赤字(前年同期は5億6000万円の黒字)となった。18年3月期の通期予想も6億7400万円の赤字(従来予想は2億円の黒字)に下方修正した。通期の赤字も1997年の株式店頭公開以来、初めて。中間配当、期末配当ともに5円(従来予想はそれぞれ10円)とする方針だ。

幸楽苑HDは近年、30店前後の新規出店と、10~20店の閉店を続けていた。18年3月期は出店費用を抑えた小型店とショッピングセンター内のフードコートを中心として30店を超す新店を予定。12月にはペッパーフードサービスとフランチャイズ契約した福島市内の1店をステーキ店に転換することも決めている。

いきなりステーキへの業態転換はうまくいくのか?

出店できる、箱だけはたくさんありますからね。不採算店を人気店のいきなりステーキに転換するのは、有りだとは思います。しかし、不採算店舗を整理し、フランチャイズ契約で、多額のロイヤリティを支払うと考えると、そこまで業績の変貌は見られないのではなかろうか。時価総額も332億円と大きめなだけに、入れ替えて、同じくいきなりステーキの出店を頑張るホリイフード(時価総額48億円)のような期待感は持てないと思うのですよね。

幸楽苑の株価とテクニカルは?

株価:1980円
時価総額:332億円
5MA:2164円
25MA:1926円

いきなりステーキとの、フランチャイズ契約の発表が10月27日です。

そのタイミングで、ぶっとんでいますが、我に返ったみなさんが、売りに転じております。

幸楽苑

低価格路線店の未来は?

事業モデルが破たんしている気がします。人材不足から、店舗閉店との報道もありますが、正直、賃金はらえないくらいの低価格路線を進めているため、人材が集まらない。不採算と賃金不足。負のスパイラルにしか見えないので、安売り店のイメージ払しょくができるのか?いきなりステーキへの業態転換がどこまで進むか?が、今後のポイントですかね。

まとめ

来週の注目度は高そうですが、下落の勢いも強く、直近で大きく跳ねるイメージもないです。

いきなりステーキとのフランチャイズ契約と、悪材料出尽くしととらえて買われる可能性もありますが、厳しい展開が続くのかな。

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