株を買うタイミングを徹底検証！年間を通して一番利益が出やすい買い時は？アノマリー通りの検証結果？

株は秋に仕込んで春に売る！そんなアノマリーがありますね。実際のところはどうなのか？なのなの氏が検証されていたので、まとめます。兼業投資家で、普段相場を見られない方は特に頭に入れておくといい検証結果になっています。

なのなの氏の日経平均とREITの買いタイミングの検証

なのなの氏の鋭い考察ツイートはいつも勉強になります。セキュリティ関連銘柄のバブルチャートなど、銘柄の立ち位置や規模感が一発でわかるようなグラフと説明があったり、今回の株を買うタイミング等もそうです。おすすめアカウントなので、是非参考にして下さい。

1992年以降の日経平均と資産増加率

もの凄くわかりやすい結果になっていますね。10末に株を買い、4末に株を売ることを継続した場合、大きなリターンになります。

1992年以降の日経平均をもとに半年ごとに出している、投資時期に関するデータを更新しましたの。
【資産増加率】
・10月終値で買い⇒4月終値で売る場合：358％
・4月終値で買い⇒10月終値で売る場合：37％
・売買をせずにずっと保有していた場合：129％ pic.twitter.com/MdFOqvgy73

— なのなの@けんぎょう投資家 (@nano_nano2001) 2018年4月30日

2011年以降の日経平均と資産増加率

同様に2011年以降に絞った場合です。アベノミクスになってからは、4末に株を買い、10末に株を売ったとしても資産は増加する形になります。右肩上がり相場を実感させますね。とはいっても、やっぱり当然10末に株を買い、4末に株を売る方がパフォーマンスはいいです。

ちなみに比較のため2011年以降の日経平均で同様のデータを取ってみると、10月終値買い方がパフォーマンスは44％ほど上回っていましたの。
【資産増加率】
・10月終値で買い⇒4月終値で売る場合：191％
・4月終値で買い⇒10月終値で売る場合：132％
・売買をせずにずっと保有していた場合：228％ pic.twitter.com/UeRUnOeRX4

— なのなの@けんぎょう投資家 (@nano_nano2001) 2018年4月30日

2011年以降のREITと資産増加率

REITにアノマリーは、あまりなさそうですね。

【2011年以降の東証REIT指数から算出した資産増加率】
・10月終値で買い⇒4月終値で売る場合：133％
・4月終値で買い⇒10月終値で売る場合：133％
・売買をせずにずっと保有していた場合：178％ pic.twitter.com/b1xFEC5Zdm

— なのなの@けんぎょう投資家 (@nano_nano2001) 2018年4月30日

上記データをふまえた「なのなの」氏の見解

投資の時間軸にもよりますが、普段見れない中長期投資家には、なのなの氏の見解を頭に入れておきたい。一説によると10月近辺はヘッジファンドの決算等で、売りが多くなると話しを聞くことがあります。上記のツイート内のコメントで、なのなの氏も海外投資家の影響もあることに触れています。

また、REITに目をむけることも提案されていますね。やはり、攻めるべきは10月～4月の間ですかね。今年は日経平均は、売りこまれているので個人的に5月以降どんな動きになるか興味津々です。

なのなの氏Point

5月以降～11月までの株の購入は避けるべき！！

このデータだと、5月以降11月まで株の購入は圧倒的に避けた方がいいですの。
ただ、それだと面白くなく他の投資戦略は立てられないかと思い、（データ取得可能だった）2011年以降のREIT指数で同様のデータを取ってみましたの。

— なのなの@けんぎょう投資家 (@nano_nano2001) 2018年4月30日

2011年以降とデータ数は少ないですが、REITの場合、購入時期によるパフォーマンスの差は見られませんでしたの！

— なのなの@けんぎょう投資家 (@nano_nano2001) 2018年4月30日

4月終値で買い⇒10月終値で売る場合の資産増加率は、
REIT指数：133%
日経平均：132％
でややREIT指数の方が上回っていますし、未検証ではありますがREIT指数の方が日経平均よりボラティリティが小さい（リスクが小さい）とするなら、5月以降REITへの投資を増やす戦略はありかなと思いますの。

— なのなの@けんぎょう投資家 (@nano_nano2001) 2018年4月30日

はむたお氏のセルインメイについて

一方で、時期は少しだけずれますが、似たような考察をはむたお氏もツイートされています。こちらも参考にして頂ければ。

【セルインメイ】

5月に株を売り、9月の半ばまで相場から離れていろというウォール街の格言。

株式市場の過去の値動きをみると、基本的に5〜9月は下げ相場になり、9月下旬頃から値上りすることが多い。

今年はアノマリーが通用しない相場ですが、頭の片隅に入れておく事は大切だと思います。 pic.twitter.com/Uu3OhwRki1

— はむたお (@savings_2) 2018年4月9日