「なんで円高進行でダブルインバースを買ったの?日経平均と関係あるの?」

ダブルインバースですが、円高進行でなぜ買ったの?

という初心者の方から質問がありました。もちろんチャートや世界情勢は、とても重視して見ています。それに加えて、為替も今年は、相場と並行してしっかり見ていかなければならないと思っています。

日本は輸出関連企業に支えられています。昔ほどでなくなったにしろ、1円の円高で、トヨタは400億円ふっとぶと言われているほど。民主党政権の1ドル75円の頃なんて悲惨なものでした。そこから、だいぶ工場を海外移転するなどして、対策はしてきていますけどね。

▼プレジデントが、企業の円高影響を漫画で説明しています。

https://president.jp/articles/-/21354

「PER×EPS(日経平均に組み入れられた企業の純利益)=日経平均株価」なわけですが、EPS(純利益)が大幅に減ると、自然と日経平均株価は、下落するという見方になるわけです。そして、朝日経平均のチャートを確認していた限りでは、本当は20300円~20750円あたりまでは様子見する予定でしたが、急激に108円まで場中に円高が進行したので、急きょダブルインバースを買いました。

▼日経平均株価の計算方法を詳しく知りたい方

日経平均株価は割安?PERとEPSで適正株価を判断し、強気に投資する方法!

日経平均先物やダウ先物、為替、債券、様々なものを見ながら、柔軟に対応していかなければならないです。でも、レバをかけた先物と異なり、ダブルインバースは、場中であればゆっくり動く(不安定すぎる地合いは除く)ので、初心者としてもやりやすいと思います。

日経平均が、本日は、高値でヨコヨコ状態になってしまって、個別銘柄に買う候補がなかった。そういう時に、指数取引は候補に入れてもいいかもしれないです。

Point
1570日経平均レバレッジ投信 → 日経平均が上がれば利益出る
1357日経ダブルインバース → 日経平均が下がれば利益出る

以上、回答になります。ダブルインバース系の商品は他にも複数あるので、下記記事で確認してみて下さい。

日経ダブルインバース!相場下落時に稼ぐ&リスク管理!初心者でもわかるETF解説!

為替感応度や企業の為替レートを確認することはとても大切

1円異なると、企業業績に大きく影響します。過去に何度か為替感応度や企業の想定為替レートは記事にしています。冊子の四季報でも、為替レートは一覧で確認できたはず。

今年は、企業業績に円高もセットで考える必要が出てくるかもしれません。つまり輸出関連企業の決算は、円高が進むようであれば要警戒です!

為替ドル円2018年4月現状と円高圧力の要因整理!輸出関連銘柄は今回決算では避けるべき?買うタイミングはいつ頃?

日本株の想定為替レートと為替感応度は確認必須!業績への好影響の可能性!